1926年に、ウジェーヌ・フックスによってパリ南部の町グラースに立ち上げられた「フラゴナール」。18世紀のフランス文化に思いをはせる意味で、その時代を代表する画家のひとりであるジャン=オノレ・フラゴナールの名を冠したパフューマリー・ハウスで、妥協のないクリエイションは香水だけにとどまらず、最近ではフェイス・クリームやホーム・キャンドル、ソープなどにも及んでいます。
こちらはそんな最高峰のビューティー・メゾンのフレグランス・ラインから2005年に発売されたレディス香水です。フレッシュ・フローラルの引き締まった香調をベースにしていて、トップのフローラルのブレンドでほのかなマリナリー・タッチを醸し出し、ナチュラルな広がりと壮大な詩情を感じさせる、美しいアイテムに仕上げられております。
- トップ: ローズ、キンモクセイなど
- ミドル: ジャスミン、ライラック、スズラン、ライラック、シー・ウォーターなど
- ラスト: ムスク、アンバーなど
キンモクセイの香りが、香りのダイナミックなニュアンスの肝となっています。スケールの大きいフローラル香という意味では、シーン屈指の完成度を誇っているのではないかと思います。
ゲランのアクア・アレゴリア・シリーズに似ているフォルムのボトルも良いですが、渋いカラーのイラストがバツグンのプレゼンスを放つパッケージが最高にシックです。
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